まずは、当サイトへのメールの扱いについてのポリシーを。
当サイトは基本的に、Mail formよりいただいたメール本文、及び、メール送信者のメールアドレスを含む個人情報等を公開することは一切ございません。
ただし、メール送信者本人の了承を得られる場合、メール送信作業がプログラムによるものと判断できる場合は、この限りではありません。
というわけで、当サイトのMail formから送られたメールは、個人に宛てたメールと同じですから、その内容について公の場であるこのブログに書くのは控えたい考えなのですが、先日ちょっと気になるメールが来まして、この記事を掲載するかどうかで、かなり悩んだのですが、そのメールに対する感想として、わたしの意見を書かせていただきます。
先日、都内の某私立大学の学生を名乗る人からメールが来ました。結構名の通った大学だと思います。メールの内容は、映画制作に関する研究会を開くので、実際に制作している人の立場からのお話を聞かせていただけませんか?というもの。
わたしは、そういう話が出来る程の知識や経験が無いので基本的にパスなのですが、気になるのがこのメールの書き方。
一見、低姿勢だし、マトモかと思ったのですが、メール後半にかいてあった件の研究会の詳細が、わたしが制作しているものと内容がかけ離れている…。よく見れば、わたしに対する呼称が「順加さん」ではなく「あなた」だったり、わたしと、わたしの作品のどういう所を見て、講演に誘うきっかけになったのかが全く書かれていない。わたしにどういう話をさせたいのかが分からない…
これは…全く同じメール本文をコピペして、映像制作してる人に手当たり次第送りつけてると思われても仕方ない書き方ですよ。わたしが仮に、映画制作に関する情報に精通していたとしても、こういう頼み方をする人の力になりたいとは、思わないですね…。
丁重にお断りのメールを書きましたけど、ふと、メールアドレス回収目的の、新手のスパムメールなのでは!?などと一瞬頭をよぎりました。でも、差出人アドレスが「.ac.jp」だったし、その後返信も来たので、多分本物。その返信メールも定型文っぽいんですけどね。
心の入ってない文章では、人を動かすことはできません。このメールを受け取って、この研究会で講演する人が、どれだけいるのでしょうか。
最近の若者は…などと言うと年寄りじみていますが、本当にそう呟きたくなるエピソードでした。
メールをくれたかた、いただいたメールをブログのネタにしてしまって申し訳ないです。年長者からの忠告として真摯に受け止めてくれることを願います。